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「どうして盗まれたって分かるの?
松宮さんがどこかに
忘れたかもしれないのに」
雨美は松宮に聞く。
「こんな手紙が…」
松宮は雨美にしわくちゃになった紙を見せた。
『携帯電話は預かった。
返して欲しければ
次の暗号が示す所へ来い。
そこで私は待っている。
by.フォアグラ
------
まし
きふり
★ヒント★
携帯電話
------』
雨美はその紙を読む
他のみんなもその紙を読んだ。
「まし?きふり?
意味分かんね。
あとフォアグラも
意味分かんね。」
皆揃って同じことを言うが、雨美だけは手紙を黙って見つめていた。
「崎本さん…
…何か分かったの?」
松宮は不安げに
雨美の顔を覗く。
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