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おぉっと、こんなこと言ってる場合じゃなかった。ノート写さねぇと高校行けなくなっちまう。
そんなときだった、
国枝先生が教室の扉をあけて「水島!」と、叫んだ。 やはり名字か。国枝先生をみるといつもそう思ってしまう。
しかし体育の先生なのに息が荒い…、どうしたのだろう。
俺が「どうしたんですか」と聴こうとしたとき、
先生はこう告げた、
「両親が事故にあったそうだ。今から俺の車で病院に行くから早く来い!」
まさかとは思った、しかし最悪の予感は的中だった。
「意識不明の重体で一刻を争うだそうだ」
「…」
頼むから生きててくれよ。母さんや父さんが死んだら俺どうすんだよ…。
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