プロローグ

2/3
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
おぉっと、こんなこと言ってる場合じゃなかった。ノート写さねぇと高校行けなくなっちまう。 そんなときだった、 国枝先生が教室の扉をあけて「水島!」と、叫んだ。 やはり名字か。国枝先生をみるといつもそう思ってしまう。 しかし体育の先生なのに息が荒い…、どうしたのだろう。 俺が「どうしたんですか」と聴こうとしたとき、 先生はこう告げた、 「両親が事故にあったそうだ。今から俺の車で病院に行くから早く来い!」 まさかとは思った、しかし最悪の予感は的中だった。 「意識不明の重体で一刻を争うだそうだ」 「…」 頼むから生きててくれよ。母さんや父さんが死んだら俺どうすんだよ…。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!