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杉の葉はチクチク、幹もガサガサしていた
手のひらと足の痛みを我慢しながら、何とか伝って、下に降りた
その時、スポンジみたいな校舎が倒れてきそうになった
慌てて杉の木を下から突き刺し、支えにした
終わった…凄く怖かった…
横に宇多田ヒカルがいて
「よく頑張ったね」
と、言ってくれた
「凄く怖かったです…抱きしめて欲しいぐらいです…」
と言うと、宇多田が僕を抱きしめて頭を撫でてくれた
俺は言った
「最高です。とても幸せです。この間は長澤まさみ、さっきは中谷美紀にもこうしてもらいました。これだけ幸せなことが続くなんて、僕は死ぬのかもしれません」
目が覚めた
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