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おめでとうなんて言葉
軽々しく言えないよね…
夜になる度蘇る記憶は儚く
儚く短い追憶が切なくて
薔薇の香りに包まれて
霞みと共に宙へ消えた君
散らばった心の欠片を
拾い集めて祈りを捧げた
ありがとうなんて言葉
軽々しく言えないよね…
愛した白い肌の爪痕は深く
深く心に傷痕を残して
貴女の選択は
これで正しかったのかな?
いつも逢える距離に居るから…
何も飾らなくていい
ただ傍に居たいだけ
他の誰かじゃなく君だけは
僕の心の傷に気付いてよ
冷たい瞳で僕を見るの?
動かないはずのオブジェが
僅かに微笑んだ気がして
このままここで朽ちても
誰も気付かない…
当たり前の景色が馴染めない
一度でも祈れば
君の魂は天国へ届くのかな?
ごめんね…なんて言葉
いつ聞いても残酷だよね…
目覚めても君は居ない
愛する事さえ叶わない幻
束の間の再会に
胸を躍らせても
君を眺める度切なくて
震える両手で抱きしめた
誰も知らない想いは心の中
見慣れたはずのオブジェは
まるで本物みたいに
優しく微笑んだ気がして
このまま闇へ堕ちても
誰も気付かない…
当たり前の幸せが憎めない
一度でも祈れば
君の魂は天国へ還るのかな?
聴いてよ…遥希
僕の選択は
これで正しかったのかな?
何も言わずに
逃げてばかりで
いつも遠回りして
意味を探してる
貴女の選択は
これで正しかったのかな?
いつも逢える距離に居るから…
ねぇ…遥希
いつの日かもう一度導いて
未だ見ぬ幸せな光の世界へ…
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