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あれから五年。留学先での生活が忙しかったのかずっと連絡はなかったのだ。
「三人で会うのは久しぶりだな……」
親友との久しぶりの再会に悠も嬉しそうである。
「日本に帰ってくる日付と飛行機の便が書かれているね。迎えに来いって事なのかな?」
そう言って冬樹は聡史からの手紙を悠に渡した。手紙を受け取ると悠もざっと目を通す。
「そうか。それは楽しみだな……ん?」
ふと悠は最後の一文に目が留まった。ハッとした顔をしている悠に、冬樹はどうしたのかと訊ねる。
「最後の一文、読んだか?」
「最後の一文?」
冬樹は悠から手紙を受け取ると最後の一文を見た。その言葉に冬樹もハッとなる。
そこにはこう書かれていた。
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