目眩

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ごつごつとした肩甲骨の辺りに両腕をからめながら、とりあえず気のない声だけあげて、あたしの上で激しく彼が動く様を薄目で見ている。 汗ばんだ身体を何度も擦り付けて、やがて、持ち上げたあたしの腰に、より深く挿入したあと、佐伯さんは“あぁ‥”と長い吐息をもらして、やっと動きを止めた。 『もう。朝から元気なんだから』 『違うよ。朝だから元気なんだよ』 佐伯さんはあたしの唇に軽くキスをするとベットから抱き起こした。 『さ、シャワー浴びて準備しよう』
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