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2.3ページめくると僕はすっかり本の中へと入っていってしまった。
ようやく本の中から出てきた時には、汽車が今どこを走っているのか、あの時からどれだけの時間が過ぎたのか全くわからなかった。
長い間、読みふけっていたのだろう、少し目が疲れていることに気付いた僕は窓の外を見ようと顔をあげた。
するといつの間にか、僕の目の前には女の子が座って本を読んでいたのだ。
僕は不覚にもその彼女のことを綺麗だと思ってしまった。
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