第一章

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やっぱりモテるのか。 そりゃそうだよな。 あんな可愛いんだから、男が放っておくわけないよな。 新は眉間に皺をよせながらそんなことを考えていた。 「萌花はモテモテだからね。新、頑張らないとな。」 騎士は蜜香に聞こえないように新に言った。 「なっ騎士。」 「新、俺の妹の人気を甘くみちゃダメだよ?」 「いや…まあ…。うん、わかったよ。てか騎士もモテるだろ。」 「俺は好きなコ以外にはそんな愛想良くないから、萌花ほどじゃないよ。」 「マジで?」 「うん。マジで。」 騎士はニコッと笑ってみせた。 うわ。嘘だ。 絶対モテるしな。 「あっ萌花!」 蜜香はこちらに向かって歩いてくる萌花を発見して、声を出した。 蜜香の声を聞いて、新と騎士は萌花のいる方向に向いた。
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