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ふーん。
転校生ねぇ。
「お兄ちゃん、転校生だって。楽しみだよね!」
「ああ、そうだな。」
「興味なさそう~。」
「別に。つかそろそろ行こうぜ。遅れるし。」
「あー本当だ!」
蜜香はバタバタと慌ただしく行く用意をしていた。
「じゃあ、行ってくるよ。」
「行ってきまーす!」
新と蜜香は手をふって家を出た。
「「行ってらっしゃい。」」
林檎と秦は手をふって見送った。
「じゃあね、お兄ちゃん!」
「おう。」
蜜香は一年生なので一番上の階に教室があり、新は二年生なので二階に教室がある。
高校まで妹と一緒に行くから、いつまでたっても俺、彼女いねぇのかな。
新はそんなことを思いながら教室に入っていった。
教室に入ると母さんが言ってた転校生の話で持ちきりだった。
そんなに騒ぐことか?
新はそう思いながら席についていた。
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