第一章

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「ナイトっていうんだな。騎士って書いて。珍しい。」 「よく言われるよ。」 そして一時間目の授業も終わり、騎士のまわりにはたくさんの女子が集まっていた。 「なあ、村崎。」 「ん?」 「ちょっとさ、妹に会いに行きたいんだけど、一年生の教室まで案内してくれないか?」 「ああ、いいぜ。つか新でいいよ。」 「ありがとう。じゃあ俺のことも騎士って呼んでくれ。」 「ああ。行こうぜ。」 そして新と騎士は一年生の教室を向かった。 「そういえば、騎士の妹ってことは妹も転校生か?」 「そうだよ。萌花って言うんだ。」 「へー。そしたら俺の妹と同じクラスにいるだろ。」 「新も妹いるんだ。」 「えっああ、まあな。」 二人で話しているとあっという間に一年生の教室についた。
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