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僕は軽く投球練習をする。
僕と戦う相手は運悪く、相手チームのエースで4番で県選抜のキャプテンでもある八島統貴(やしま とうき)。中学3年生。
空原「・・・(うわー!僕じゃどうすることもできないよ。)」
今日の試合で、久山中学はこの選手に3打数3安打され、そのうち3ランホームラン2本打たれている。当然控えの空原が抑える自信がないのも無理はない。
投球練習も終わり、プレイボール!
空原「誰が相手でもかまわない。・・・僕は僕なりの全力を尽くすだけだ。」
八島「・・・(ここでお情けの登板か!?・・・フンッ、舐めたことしてくれるじゃねーか!とどめをさしてやるぜ!)」
空原「いくぜ!!」
空原は体を大きく振りかぶり上半身を低く沈めて第1球投げた。
「シュイ~ン!」
八島「(アンダースローか!?中学生では珍しいな・・・)」
「ズバーン!」
審判「ストライク!」
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