第一章 いざ冒険の世界へ

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ショウゴサイド 「ファイアーボール!」 叫び声とともに二つの火球がとんでいく。 その火球が木に当たり、木がボゥンと爆発した。 「よし!大分コントロールできるようになってきたぞ。」 ショウゴは嬉しくて叫んだ。 ショウゴは考えて、最初の町での合流を諦め、一人で魔法の練習をしていた。 「そろそろ実戦で試してみるのもいいかもね。」 ショウゴはニコニコしてそう言った。 ここは、町外れの草原、ショウゴは来てからずっと、攻撃魔法ファイアーボールの練習をしていた。 最初の頃は狙ったものにかすらせることもできなかったが、大分練習したおかげなのか、かなり当てることができるようになった。 「じゃあ戦いに行こう。」 そうして、ショウゴ辺りをうろついた。 空は気持ちがいいぐらい晴れていて、こんな日は昼寝したら気持ちいいかな。 などと思いながら、歩いていると、いきなり草むらから猪が現れた。 「こいつ、敵なのか?」 ショウゴは身構えた。 すると、猪は鳴き声をあげてこちらに突撃してきた。 「うわ!」 と声をあげてなんとかかわした。 「今度はこっちの番。 ファイアーボール!」 ショウゴはそう叫ぶと、二つの火球を撃った。 火球は猪に当たり、爆発した。 猪はフギーと鳴いて、崩れ落ちた。 「一発か。すごいな!」
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