第一章 いざ冒険の世界へ

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カズマサイド(LV1) 「おらぁ!」 カズマはそう叫んで、剣をスライムみたいなモンスターに振り下ろした。 スライムのHPゲージは、3分の1ほど減ったが、倒せてはいない。 スライムが反撃してきた。 「うわっ!」 カズマはその攻撃をまともにくらい、怯んだ。 しかし、カズマのHPはあまり減っていない。 「とどめだ!ダブルスラッシュ!」 カズマはそう叫ぶと、鋭い斬撃を二回くりだした。 スライムはHPがなくなり消え去った。 ピロリーンと音がなった。 「やった。レベルが上がったぞ!」 カズマはそう叫んだ。 ステータス画面を開くと、カズマのレベルが2になっていた。 「よし、一旦町に戻るか。休憩したいし、飯もくわないとな。」 カズマはこの世界にきて、知ったのだが、この世界では時間がたつと空腹になり睡魔も襲ってくる。 長時間の間眠っていないと、動きが鈍くなり、危険なのだ。 カズマは町に着くと、まずレストランに向かった。 レストランでは、注文すると、どんな食べ物でもでてくる。 例えば、現実世界の食べ物、ハンバーガーなどもだせるし、ドラゴンの肉などのゲームならではの食べ物もだせる。 といっても、食べ物をだすのには金がかるので、自分の所持金に見合った食べ物を食べるのが普通だ。 「俺は今日はステーキにしよう。レベルアップ記念だ。」 そういってカズマはステーキを注文した。
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