473人が本棚に入れています
本棚に追加
電車内では久しぶりの再開ということもあり、会話が弾んでいた。
田村は現在高校をやめ、大工の仕事を一生懸命にしているそうだ。
そんな田村を見ていると一体自分は何て情けないのだろうとただ思うハヤトだった。
毎日ケンカ、喫煙、麻雀
そろそろ将来のことを真剣に考えねばならない時期だと言うのに。
「お前は偉いわ。俺見てみろよ?毎日が下らねえんだよ。もう俺も悪から足洗わねえと」
そう言うハヤトはいつになく真剣だった。
そうこうしている内電車は目的地へと到着する。
最初のコメントを投稿しよう!