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生い茂る木々と川のせせらぎ、都心から少しばかり離れた場所にこんな所があったのかと思わせる程であった。
「空気うめーなーここ!何ここ!?」
感嘆の声をあげるハヤト。
「だろ?ここ空気綺麗なんだよなあ」
そう行って田村は買って来てあった花束を墓前に備える。
「じゃあ、とりあえず墓磨くか」
そうハヤトが切り出すと桶に入っていた水を優しく墓石にかけ、磨き始めた。
そして2人で手を合わせる。
「お袋昨日な、お袋を跳ねた相手側のドライバーが捕まったらしいんだ。あいつも罪を償うだろうから、許してやってくれよな」
そう言うとゆっくりと立ち上がる田村。
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