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そう、美咲はいつも、玄関で僕を待っていてくれる。
美咲は、僕らより一本速いバスで大学に来ている。
4人で教室に向かう。
途中、優希は、職員室に用事があるそうで、3人で行くこととなった。
昼。
食堂に4人で行く。
僕は幸せなことに美咲の手作り弁当なのである。
「はい、秋斗。今日は野菜炒めです!」
「毎日見てると、本当に羨ましいな。」
「そうですよ。私も誰かに作ってみたいです。」
がやがやしながら、楽しく食事を過ごす。
今日は、午前で帰って良いのだが、帰って良いのは、教授から出された課題を終えた人だけ。
もちろん、僕と優希は全然おわっておらず、いのこりとなる。
美咲と舞は、もう終えていて帰れる組だ。
美咲は、学校の中でも、ダントツに頭が良い。
僕らと同じ学校に何故、通っているのか、分からなくなるほどだ。
舞は、美咲ほどではないが(と、いうか、美咲を規準にすると、とんでもないことになる。)十分頭が良い。
僕らが居残りの覚悟を決めていた頃、美咲と舞が……。
「課題、手伝ってあげよか?」
「はい、力になりますよ?」
なんと優しいのだろうか……。
もちろん、断る事なく手伝ってもらった。
………………………。
おかげさまで、ビックリなくらい早くおわった。
美咲と舞に感謝しつつ、今日も無事に、一日を終えるのであった。
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