第2章~星が好き?~

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次の日 今日はきちんと目覚まし時計を合わせて寝た。 少し心配だったが、無事、目覚まし時計は鳴った。 いつもどうり、パンを焼きつつ、歯を磨き、顔を洗う。 テレビをつけ、ソファーに座る。 (今日は、心配し過ぎて、1時間前に目覚まし時計を合わせた。) すると、ニュース番組が放送されており、星占いコーナーが、始まるところだった。 「まず、2位から6位の発表です!」 高い声を出す、アナウンサーのかけ声とともに、発表される。 が、無い。 僕の双子座が無い。 「次は、7位から11位の発表!」 こっちにも無い。 と、言うことは……。 そういえば、美咲の水瓶座も無い。 「さぁ、後は、双子座と水瓶座です!1位は……。」 こういう時、妙に緊張する。 ジャン!! 軽快な音と一緒に発表。 「おめでとうございます!水瓶座アナタ!1位です!」 あぁ。 ハッピーな音楽から一転して、鈍よりとした音楽へ……。 「残念、双子座のアナタ!12位です。」 たった、1・2分の出来事にヘコミながら、食器を片付ける。 「とっ、あっ!」 パリーン! 「嘘だろ。」 まさかだった、不吉な結果をみた次に皿が割れると言う、災難……。 「………………。」 しばらく立ち尽くし、手早く割れた皿を新聞紙に包み、ごみ箱に放り込む。 「もう、行くか……。」 いつもより、全然早いが、家をあとにする。 とぼとぼと、道を歩く。 普通に歩けば、5分で着くバス停に10くらいかかったか、腕時計で調べる。 が、なっ! まただ、また忘れた。 くるりと、Uターン。 家に向かうことに。 「まだ時間あるでしょ。」 普通に歩き、5程度て家に到着。 タンタンタンと、階段上る。 その時。 ガッ! 「うっ!!」 いきなりの激痛。 「痛って!」 いつも歩いている階段につまづき、すねをぶつけると、痛恨のミス。 「不幸だ!」 右足を引きずりながら、自宅のドアを開ける。
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