プロローグ

2/3
前へ
/99ページ
次へ
「わたしぃー、あんたみたいな男……金づるとしか思ってないから?」 え?いきなり何ですか? 「そんな訳だから、はい、300万頂戴?」 え?300……万? 「何ボォーっとしてんのよ?ほら、さっさと金よこしな!」 そう言うと真由美さんは、僕の右ポケットと後ろポケットの2つ、それぞれから100万円の札束を毟(むし)り取った。 ワッツ!? 「な!?僕のどこにそんなお金が」 「どこにって、あんたのポケットにでしょうが」
/99ページ

最初のコメントを投稿しよう!

317人が本棚に入れています
本棚に追加