プロローグ

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色々と嘘だ!真由美さんが何でこんな人に!?しかもたった一日で……。 「それじゃ、あたしぃーこれからエステ行ってから『りょうくん』と一緒に買い物行くから、お金なくなったらまた来るから、その時はよろしくねぇー」 そう言うと、真由美さんの姿は一瞬にして消えた。 いったい何なんだ……?誰だよ『りょうくん』って……ま、まさか!? 「嘘だぁぁぁぁ!!」 ━━━…… ━━…… ━…… 頭を抱え叫びながら、僕は目覚めた。 こんな目覚め最悪、そしてはっきりと覚えている夢は初めて見た。 そして、夢と現実がゴッチャになり、ベッドに放心状態のまま座わりながら、壁の一点をボーっと眺めていた。 多分、1時間位だと思う。 我に返ってまず最初に時計に目をやり、また夢の世界に旅立ちそうになるのを堪え、現実と向き合い遅刻をしない様に急いで身支度をした。 急いでも遅刻確定だったんだけど、悪足掻きで奇跡を信じ走った。
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