第四話 初デート!

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僕は、今までにないくらい必死……死に物狂いで通学路を走りました。 この前の屋上に向かって走った時みたいに。 まぁ、その汗と努力は報われる事なく時計は無情にも9時ジャストと針が指していました……20分の遅刻です。 不本意ながらも、時間に厳しい数学の谷田部先生に説教。 1限目は、数学だったので。 そして、高校生にもなって廊下に立たされ……恥ずかしかった。 廊下に立たされたままで1限目が終わり、その間の休み時間も職員室に呼ばれ、説教を受けました……10分の休み時間を超えて、15分程延長の特別サービス付き……。 そして、2限目は途中から参加する事になり、英語の日本(ひもと)先生に遅れた理由を説明しました。 正直に説明するのは流石(さすが)に嫌だったので、嘘をでっち上げて『朝の日課の精神統一をしていたら寝てしまって……』と言いました。 そう説明すると先生は笑いながら『お前は馬鹿か?』と茶化してきて、僕をクラスの笑い物にしました……。 でも先生は怒る事なく、すぐに許してくれた。良かった良かった。
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