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「「いただきまーす」」
無事(?)に調理が終わり、全員で手を合わせてから食事をする。
S「うめぇ!」
M「上手くできてよかったね」
N「おれの卵焼きもうまいでしょ?」
S「おう!」
A「にがっ!」
O「ちょっとしょっぱいかも」
A「…にがしょっぱい
うひゃひゃ!」
O「でも食えるよ、ふつうにうまい」
A「うっそだ~!」
向こうから一際楽しそうな話し声が聞こえてくる。
M「あんだけ焦げてたのに(笑」
N「悟の味覚は別格だからね」
ふふふ、とふたりが笑いあう。
延川と槙元って、たまに双子みたいに感じることがある。
なんつーか、雰囲気?みたいなのが。
N「あ、翅さん」
S「ん?」(もぐもぐ)
隣に座っている延川に話しかけられる。
N「翅さんて栗鼠みたいだよね、口一杯につめちゃって」
S「んーふ?」
うまくしゃべれずもぐもぐ。
すると
ぺろっ
S「!?」
N「ご飯粒、ついてたよ?
ごちそうさまっ」
んふふ、と独特に笑う延川の満足気な顔におれはしばらくフリーズしたままだった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
つづく
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