楽曲‐ある国の歴史書より、感想も含む‐

3/3
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
またこの楽曲が創られて数年後――― 時の王は国中の声――とく歌に優れたものを貧富、 身分問わず集わせた。 その中から特に透き通る様な声、高い声音、 清らかな響きを持つ者七人を選び出し、 その七人にこの「龍ノ啼ク箱庭拠リ」を歌わせ 各国に散らばり、伝える様指示したとされている。 その七人はすべて国の紋様を刻んだ黒服を纏い、 その姿はまるであの暗黒の龍を思わせた事から 七人は『龍の遣い』と言われていという―――
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!