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ウインクをするアプロディーテーにますます頭を抱える長。
愛の女神とは美しくそして慈愛に満ち溢れていなければならない。
現在の娘は欲目にみてもそのようには見えない。
「常識とかそんなんじゃ愛は測れないでしょう?」
自信に満ち溢れた娘。
言っていることは尤もだが世の中を正論だけで乗り切っていけない事は歳の功で父親の方がよく解っていた。
「そんな姿で悪魔と間違えられたらどうするんだ!」
父の罵声に娘は何も返さずにそっぽを向く。
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