神々の一族 -愛の女神編-

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「とにかく地上に降りる前までにはそれらを外しなさい!」 怒鳴られるのに飽きた娘は父に背を向けて飛び出した。 『私のお洒落を解ってくれな い!』 アプロディーテーの心はそんな気持ちで溢れていた。 そんな時に向うのは決まって同志の所である。 「お!アプロディーテーじゃん!」 飛び込むように部屋にやってきた彼女を呼び止めたのは度胸の神、ドヌールだった。 彼も先月親の跡目を継いだば かり… 二人は歳が近い事、それから趣向が近い事もありいわゆる幼馴染だ。
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