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(Side:綺羅)
透君の舌はちっちゃくて温かくて、その表面を自分のそれと擦り合わせたら、刺激がダイレクトに下半身にキタ。
もうベッド行くのも面倒で、力が抜けちゃってるらしい透君をそのまま床に押し倒す。唇を離すのも惜しくて、何度も何度も啄む。
「…はー……はー……は、…ぁ…」
「透君、…透君、……とーるくん」
真っ赤に染まった頬に、キスのし過ぎでぽてっとした唇がすごい可愛くてたまんない。
眼鏡を取って、まだ閉じられてる瞼にキス。ゆるゆると開いた目は、ぼんやりしていてウルウルだ。
何で…
どうしてこんなに可愛いんだろう。いっつもむっつりしてて、地味なのに。
「透君、……ごめんね?」
「………?」
「優しく出来ないっぽい」
「…ど、…ゆ意味……」
「…余裕無いって意味」
まだキョトンとしてる透君に、キスをしてあとはもう本能のまま。
優しくしたい気持ちと、滅茶苦茶にしたい気持ちが沸き上がって訳が分かんなくて。
だけど透君の恥じらう姿や快感に乱れる姿に欲情してる自分はいて。
ゴムも着けるの忘れるぐらい…
透君が気絶しちゃうぐらい、僕は彼を貪り続けた。
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