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ちいさい時、
そんなおまじないを友達から聞いた。
バカな俺はそれを信じて、
一生懸命靴を蹴り上げた。
よく晴れた、雲一つない空。
浮かぶのは何レンジャーの絵だったかも忘れた俺の靴。
…両方の靴が川に流れて行く。
あ~あ、あの靴大好きだったのに。
でも靴下で歩く道はぬるくって、靴なんか無くてもいっかって思わせるくらいの気分で。
浮かれてたんだ、
願いが叶うって。
嬉しかったんだ、
父さんと母さんが帰って来るって。
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