叶えた二人の夢

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嫌でも俺は“夜”の仕事を想像してしまっていた。 そして、 玉さんの口からは俺の想像した通りの言葉が出始め。 【仕事?…バーよ?】 …ん? 確かに聞こえたウォーターガール的な職場の名前。 だけど、 その職場の前につく言葉を意図的に玉さんが隠したような気がして、 【ん?バー?何バー?】 今更、 何を聞いたって驚く自信が無かった俺はハッキリ玉さんに尋ねていた。 すると、 【カマカマ…クラブ…】 …カマカマ …クラブ… 【玉さん…米米クラブとかけてるの?そっかー♪やっぱりかー♪玉さんキレイになったもんねー♪】 車校の時から驚かされ続けていた俺は、いい加減笑) 玉さんに対して驚く事が出来なくなっていて…。 玉さんの部屋や車校とは180度違っていた玉さんの出で立ち等… 全ての謎が解けた気がした俺は逆に清々しい気持ちでいっぱいだった笑) だけど、 そんな俺とは反対に“カマカマクラブ”と答えたっきり顔を上げない玉さんが目の前にいて…。 【玉さん…?】 ピンクのガウンを掴み、うなだれたまま顔を上げない玉さんに尋ねてみる。 すると、
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