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【ピロ…?何でドン引きしないの?あたし…あたしっていうか…男だよ?なのに…こんな話し方するわ、こんな格好するわ…仕事は…水商売だわ…いい加減、呆れたりしないの?】
そう言って玉さんは下唇を噛み締め…
悲しそうに目を伏せていく。
【何でドン引きする必要があるの?たまたま体が男なだけで気持ちも心も女なんでしょ?仕事だって玉さんが自分で決めて進んだ道なんじゃないの?】
別に職業どうこうで人を振り分けるなんて、
思った事もした事も無かった俺は本当に…
玉さんの仕事を聞いても何とも思わなくて。
ってか逆に、
俺からすれば話し上手聞き上手な夜のレディー達は憧れの的だったから笑)
ヘルスで知り合った“はるかちゃん”を筆頭に好きになる女はいつも、美しさ溢れるウォーターガール系だった。
だから、
【玉さん今の仕事のおかげで、そこまでキレイになれたんじゃないの?】
目を伏せたまま、一向に顔を上げようとしない玉さんにそう言葉を投げかけてみると…
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