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「おはよ~悠」 いつもの 学校 いつもの 友達 真弓の声がした 肩をたたかれて 顔を上げる 「わっ!! 化粧してないじゃん!! どうしたの??」 「寝坊したぁ…」 「せめて 眉 かこうよ トイレいこう」 ポーチをもち 席を立つ 昨日 あれから 和志が 三回果てるまで 求められた 何度気を失ったか わからない うつろな記憶で 「ごめんね… 我慢できなかった」 と 言われながら 髪をなでられた 「俺、こんなんだから 奥さん 相手してくれなくてさ…」 …結婚してるんだ… それは 多分 今まで相手した人にも いただろう… 終わったあとに こんなに ゆっくり話を したこともないから… 終われば そそくさと シャワーを浴び お金を置き ホテルを出れば それでサヨナラ でも 和志は違った
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