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外はすっかり 暗くなっていた ホテルの サービスタイムは とっくに すぎていた あたしは 泊まることもできたけど 和志がそうは いかない まだ だるい体を 起こして着替えて ホテルを出る 部屋のドアを 開けようとして 和志の手が止まる 「でないの?」 ドアから手を離して 悠を 抱きしめた 「ごめん ちょっとだけ…」 大きな体を かがませ キスをした 腕にも 力がはいる 「ヤバいな… 俺」 戸惑うのは 悠のほうである 帰るときも こんなことされたことない どうして こんなことを するんだろうと 疑問だらけだった ホテルをでるまで 手をつなぎ 待ち合わせた 駅まで歩く ホームにむかう悠を 和志が見つめる じゃあね…と 小さく手をふる和志 その瞳は どこか寂しそうだった
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