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──ある日。
「ヤ、ヤヌさぁーん!!」
パヤの中からユーゴの声が聞こえました。
ひょいと顔を覗かせると、
「あ!ヤヌさん!
育児放棄しないで下さいよ。
僕、赤ん坊なんて、
どう扱っていいか…。」
と、困ったような顔ではじめちゃんを見つめます。
「あたしだって子育てなんかし
た事ないしぃー。
女だからって赤ん坊の扱いに
慣れてると思うなよッ!?」
そう開き直ると、はじめちゃんはパヤの中に入りお湯を沸かし始めました。
「何だかんだ言って、ミルク作
ってくれるんですね。」
はじめちゃんの行動に安堵し、ユーゴはセーゴをあやしていました。
「ヤヌさぁーん。
ミルクまだですかぁ?」
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