青年、外史に降り立つ?の巻

13/29
前へ
/386ページ
次へ
麗羽「そう言えば、何故私は気を失っていたのかしら?」 雅之「それについては、俺が説明する。」 雅之が麗羽の目を見ながら話をしようとすると、突然、麗羽は雅之から目を逸らした。 雅之は変に思いながらも気にせずに話をするのであった。 雅之「詳しい事は俺も分からんが、気付いたら何故か空に居て、そのまま落ちて、麗羽とぶつかった訳だ。」 麗羽「そんな事が…」 猪々子「兄貴もいきなり災難だよな。」 斗詩「空に居たのは不思議だけどね。」 雅之「それともう1つ疑問がある。」 麗羽「それは一体なんですの?」 雅之「俺はどうやらこの時代… いや、世界の者では無い様だ。」 麗羽「いきなり訳の分からない事を言いますわね。」 雅之「信じるかは、麗羽達に任せるが、嘘では無い。」 猪々子「兄貴、頭の中身が無い姫にそんな話して納得させる方が無理だと思うぜ。」 雅之「まぁ、そう言われてもな… ちょっと待て、猪々子、今の呼び方は何だ?」 猪々子「兄貴も鈍いな、さっきからそう呼んでるぜ。」 雅之「まぁ、良いけどな。」
/386ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2988人が本棚に入れています
本棚に追加