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この小説は 読む人全てに
『何もないことって何?』
『死ぬって何?』
という感覚を得る筈
しかし 世の中は
この小説が全て
……ではない
『有のせかい』では
我々『にんげん』は 生命[いのち]をもって
物事を成し遂げるために生きる
そんな生き物だ。
運命を 変わることは できても
やはり『無』に 帰らなければ
ならないようだ。
それまで 我々 生命は
『どこまで』
『いつまで』
生きるのか
…それは『無』に 帰ること
これが 我々 生命の
本当の 目的かも 知れない
それが 正解ならば
生命は 直ぐに 死に行く だろう
また 不正解ならば
生命は まだまだ 生き続ける だろう
『無』とは
未知なる 領域であって
領域ではない
また 未知なる 存在であって
存在ではない
『無』とは…
何もないことを『有のせかい』では表している
『無』とは
そんな 存在 なのだ…
End.
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