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炎壊の家は歩いてすぐだった。
炎壊 「ささっ。遠慮せずに中へ入られよ。」
炎壊に入るよう言われた3人は遠慮なく家に入った。
炎壊の家も他の家と同様にボロボロであった。
3人は座るまでずっと無言であったが、ようやく純が口を開いた。
純 「すいません。炎壊さんの村はなぜあのように盗賊を恐れているのですか?私たちは遠くから来たものなのでよく状況が掴めなくて…。」
炎壊 「私たちの村に限らずほとんどの所は山賊・盗賊・黄巾賊に苦しんでおる。治安が悪化しても今の漢王朝は腰が重く手を打つのが遅いのだ。それにここの役人は山賊に一定の金を納めさす代わりにここらの村の盗賊行為を認めている。」
炎壊は暗い顔をしながらそう話した。
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