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日比谷 「盧植さんの方が化け物だ…。」
日比谷は自分の腫れた右頬さすりながらボソッと呟いた。
盧植が幕舎を出てから何曼が入ってきた。
何曼 「なぜ盧植将軍はあんなに笑っていたのですか?」
何曼は入ってくるなり、日比谷に問う。
日比谷 「俺が素直になったからかな。」
何曼 「そうなのですか!?では明日は嵐ですな!」
日比谷 「なにぃ!?お前それどういう意味だ!?」
日比谷は何曼の言葉に、いつも通りの日比谷で返す。
何曼 「そのままの意味ですよ。しかし日比谷様。早く怪我治して下さいよ。化け物みたいで見てられないですよ。」
日比谷 「うるせぇ!まあ さっさとこの怪我治さねぇとな。あの圭廉とかいう奴に負けてられんしな。」
日比谷はそう言うと圭廉の顔を浮かべ、ライバル心を燃やした。
こうして日比谷の長い1日は終わった。
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