圭廉の策

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日比谷が盧植の元へ来てから数週間たった。 日比谷が負傷した戦いから何度も小競り合いがあり、その度に日比谷は盧植の隣で指揮官としての勉強をしていた。 最初にも紹介したが、日比谷は元の時代の学校での成績は意外にも優秀であった。 そのため飲み込みは早く、盧植は驚くばかりであった。 しかし何度か、後方でじっとしていられずに戦場へ飛び出してしまった。 そして今、日比谷は盧植の陣で軍議に参加している。 盧植は小競り合いの度に勝利し、黄巾軍を徐々に追い詰めていた。 黄巾軍はここで一気に形勢逆転しようと、5万の大軍を率いて出て来たのである。
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