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純 「肇、1つ教えてくれないか?」
純は休もとする肇を止めた。
肇 「何だ?」
肇は歩を止めると純の方に振り返った。
純 「お前が彭脱に挑発した時、もし彭脱が挑発に乗らず、服に血を塗ってたらどうやって本物の彭脱を探してたんだ?」
肇 「おーとっ。さすがは純だな。そんなとこついてくるか……。まあ 俺たちに血を塗ってるとこ見つからなくても、他の黄巾兵は絶対見る奴がいるわけだからさすがにそれを見たらそいつらが許さんだろ。ただ俺はあの挑発で絶対彭脱は出て来ると思った!
純!何事もあれこれ深く考えるより、やってみる方がいいんだよ!行動しないと何も始まらんだろ!」
肇はそう言うと馬に乗り、純の前から去っていった。
純 「行動しないと何も始まらんか……。」
純はそう呟いてしばらくそこに立ち尽くしていた。
こうして豫州最後の黄巾軍である彭脱軍を打ち破り、朱儁と皇甫嵩は王允と共に豫州を平定した。
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