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圭廉 「馬鹿!いらんことするな!」
圭廉は日比谷を必死に止める。
盧植 「日比谷よ。いかに宦官といえども、来た者に会わず、追い返すのは礼儀に反する。左豐殿を呼べ。」
盧植は日比谷にそう言ってから兵士に命令した。
兵士が左豐を呼びに行ってから数分後、盧植の幕舎に1人の男が入って来た。
左豐 「盧植将軍。お久しぶりにございます。」
その男は不気味な笑みを浮かべながら盧植にそう言った。
盧植 「これは左豐殿、遠路はるばるご苦労様です。して何か用でも?」
盧植は落ち着いた口調で話しているが、警戒しているのは日比谷と圭廉にもわかった。
左豐は白髪混じりで背は低い。
盧植と比べるとまるで親子のようだ。
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