都からの来訪者

8/8
9440人が本棚に入れています
本棚に追加
/3000ページ
日比谷 「何だ、あいつ……。」 日比谷は盧植と左豐のやり取りの意味がよくわからなかった。 盧植 「めんどうなことになった…。あの人がいてはやっかいだ。」 盧植はため息をついてからそう言った。 圭廉 「やはり宦官は嫌な奴らばかりだ…。」 圭廉も盧植と同様にため息をついた。 盧植 「まあそんなこと言っていては何も始まらん。我らは今まで通りいれば、何ら問題はない。」 盧植はそう言ったもののどこか不安そうだ。 空もその心を表しているかのように、暗雲がたちこめていた。
/3000ページ

最初のコメントを投稿しよう!