山遥の意外な特技

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朱儁 「そうなのか!では剣や槍も打てるか?」 朱儁は山遥がただの農民だと思っていたので、このような特技を持っているとは知らなかった。 山遥 「やり方は覚えていますが、うまく打てるかはわかりません。」 山遥は言葉では遠慮しているが、表情は自信がありそうだ。 朱儁 「では洛陽で剣を打ってみろ。家も鍛冶場も全て用意してやる。家族も直接洛陽に呼び寄せればよい。」 朱儁はそう言うと、近くにいた従者に何やら命令し出した。 山遥 「わかりました。お役に立てるように頑張ります。」 山遥はそう言うと朱儁に感謝して深々と頭を下げた。 それから数日後、山遥は洛陽へと旅立って行ったのである。
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