都へ

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肇は急いで張平の元へ向かった。 しかし近づくにつれ、張平の状況の悪さがだんだんわかってきた。 張平は黄巾賊に囲まれており、すでに張平の護衛は斬られていた。 黄巾賊 「おとなしくその荷物渡しな!命だけは見逃してやる!」 張平 「商人にとって品物は命と同等!さらにこの荷物は私の全財産!渡すわけには参らん!」 張平はそう叫ぶと、馬に乗せてある大きな荷物を体を張って庇った。 黄巾賊 「いい度胸だ!では死ぬがいい!」 1人の黄巾賊が張平に剣を振り上げて襲い掛かった。 しかし襲いかかった黄巾賊は、悲鳴を、あげてその場に倒れた。 張平 「肇様!」 間一髪のところで肇がその黄巾賊を斬っていた。 肇 「名前覚えてくれてましたか、張平さん。でも肇様っていうのん痒くなるからやめて下さい。」 張平 「商人は記憶力がないといけませんから。しかしなぜ肇殿がここに?」 張平は肇様から肇殿に呼び方を変えてそう聞いた。
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