都へ

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肇 「助けに来たからに決まってるでしょ!」 肇はそう答えるとまだいる黄巾賊に斬り掛かった。 ふいをつかれた黄巾賊の残り4人は呆気なく肇に斬られた。 張平 「なんという強さ…。」 張平はあっという間に斬り伏せた肇に驚いた。 肇 「ゆっくりしてる暇はないですよ。」 そうして肇が張平を連れて裏門へ向かおうとすると、 「待て!」 という声が聞こえた。 振り向くとそこには馬に乗った黄巾賊の武将と思われる者がいた。 「そちの武勇には驚いた。わしの元で働かぬか?」 肇 「誰が黄巾賊のくそったれの仲間になるか!」 肇がそう言うと、その黄巾賊は無言で肇に斬り掛かった。 肇は黄巾賊の剣を受け止めて、そのまま弾き返し、斬り伏せようとしたが、素早い動きでその攻撃を交わされた。 肇 (こいつさっきの雑魚とは比べもんのない強さだ。) 剣を受けとめながら肇はそう思った。 しかし肇にはまだまだ余裕があった。 この時代に来て神の力によって剣術の才能が開花したのか、肇は恐ろしく強くなっていた。
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