9441人が本棚に入れています
本棚に追加
/3000ページ
(この小僧強い…!)
その黄巾賊は肇の強さに驚いた。
肇はつばぜり合いに持ち込むと、そのまま力で斬り殺そうとした。
すると黄巾賊の剣が古かったのか、突然その剣は折れた。
「どうやら私の武運も尽きたようだ。さあ斬れ。」
黄巾賊の武将はそう言うと、座り込み潔く首を差し出した。
肇 「お前名前は?」
「これから死ぬ者に名前を聞くなどわけのわからん奴だ。まあいい。私の名前は何儀(カギ)だ。」
肇 「では何儀よ!今あんたが黄巾賊にいることに自分が納得してるかよく考えろ!あんたの剣は何か迷ってたぜ!じゃあ急ぐからあばよ!」
肇はそう言うと、張平を連れて裏門へ行こうとした。
何儀 「待て!わしを斬らぬのか?」
肇 「あんたが本当に悪い奴だなんて思えねぇ!」
最初のコメントを投稿しよう!