都へ

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肇と張平は裏門まで後少しという所まで来ていた。 しかし門の前には30人を超す黄巾賊がいた。 肇 「くっそ!後もうちょいなのに。仕方ない!張平さん!俺があいつらを門の左側に寄せつけるので張平さんはその間に門の右側から脱出して下さい!」 張平 「しかしあの人数では…。」 張平がそう言ったときには、肇はすでに馬を走らせていた。 肇は最初に馬に乗っている2人を斬り、門の左側で暴れた。 黄巾賊 「なんだ、あのガキ!ぶっ殺してやる!!!」 黄巾賊はそう言うと、一斉に肇の元へ向かった。そのため、肇は黄巾賊を門の左側に寄せつけることに成功した。 しかし大量に荷物をのせた馬のスピードは非常に遅かった。 黄巾賊 「おい!あいつ商人だ!荷物奪うぞ!」 張平が何人かの黄巾賊に見つかり、張平に向かって走っていってしまった。 肇は慌ててその向かった者どもを追いかけて斬り伏せた。 しかしさっきから戦かったり、走ったりで肇の体力は限界を超えていた。 そのため、一瞬油断した肇は黄巾賊の攻撃を交わしきれず、乗っている馬が斬られてしまった。 馬は痛みで暴れ、その影響で肇は馬上から投げ出された。
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