黒山賊

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張燕 「張牛角様はあの若者との決闘に敗れたのを恥に思い、ご自害された。私は必死に止めたのだが……。」 張燕は声を震わしながらそう言う。 もちろんこれは張燕の演技である。 下っ端 「そうですか……。」 下っ端は張燕の話を信じてしまった。 張燕 「ではそなた。これをみなに伝えてきてくれ…。」 張燕は俯きながらその下っ端にそう言った。 下っ端 「はい…。」 その者は元気のない返事をすると、部屋から出て行った。 張燕 「ふっふっふ!これで私が1番上じゃ!」 張燕は1人になると不気味に笑い、そう言った。
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