三度目の正直

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皇甫嵩軍はエン州のト己軍を破ってすぐに朝廷より冀州を平定せよとの命令が下った。 冀州平定軍は盧植の後を董卓(トウタク)が継いだが、張梁軍の前に惨敗を繰り返し、ついに敗走したのだった。 現在、皇甫嵩軍は張角・張梁が立て篭もる広宗の近くまで来ていた。 炎壊 「敵は広宗で二度も防衛に成功しています。士気はかなり高いでしょう。」 炎壊は皇甫嵩に馬を並べながらそう言った。 皇甫嵩 「はい。しかも報告によれば、敵の本隊はかなり強いようです。董卓殿はこれを甘く見ていたため、やられたとか…。」 皇甫嵩は頭の中で戦のことを考えながらそう話す。
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