覇者(上)

儀式

神 ｢もちろんそこは考慮してやる｡言語はお前たちにわかるようにしてやる｡武も全員が並の武将には勝てるようにしてやろう｡ただしそれぞれの武には才能のあるなしによってばらつきは出る｡才能を今持っている者は向こうに行ったら桁違いに強くなる｡まあどれだけ才能のない奴でも並の武将には勝てるようにはしてやるからそこいらの雑魚には負けんよ｡
とは言っても平和な世の中に生きているお前たちで才能のある奴などおらんだろうがな｡
それと女生徒は男生徒に与える力より多く与えよう｡女だと何かと生きていくのは辛いからな｡
もっと強くなりたい奴は向こうに行ってから修業しろ。
そして１人につき20万程度の金を与えよう。もちろん向こうの時代で使える金だ。ただ20万程度などすぐになくなるからどこかに士官しろよ。｣

神が長い説明を終えて生徒らの反応を見る｡

３年２組の生徒はその話を唖然とした表情で聞いていた。