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そして純が起き上がってから4人で食事をとった。
その間に肇と純と日比谷はだいぶお尻と股の痛みが和らいだ。
4人は非常に疲れていたため、早めに就寝した。
真夜中 肇は遠くの方で聞こえる物音で起きた。
肇 「なんだ この音は?」
肇は眠たいのを我慢して起き上がり、窓から外の様子を確認した。
すると町の入り口あたりの家が燃えているのが見えた。
肇 「なんだ火事か。火の用心だぜ。」
肇はそう呟くと再び布団に入った。
しかし時間がたつにつれて物音が大きくなり、人々の叫び声が聞こえてきた。
肇 (何か火事にしては様子が変だ!)
今度はしっかりと目を覚まし外を見た。
するとさっきより火事は広がり、人々が入り乱れていた。
炎壊 「黄巾賊だ!早くこいつらを起こして逃げる準備をしろ!」
外の騒ぎで飛び起きた炎壊は、かなり慌てた様子で肇にそう言った。
肇 「黄巾賊!?そりゃうぜぇ!でも炎壊さん!何で逃げるんだ?戦おう!」
肇は好き勝手に暴れ回る黄巾賊が許せなかった。
炎壊 「無理だ!この大きい町を攻めるくらい敵の数は多い。しかもさっき宿の主人に聞いたがここの宿は商人が多く泊まっているらしい。黄巾賊は略奪のために必ずここに押しかけてくる。」
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