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そんなことを気にせずに
雫「今から名前を呼ぶので呼ばれた人から生徒手帳を取りに来てください。」
段ボール箱の中に入っている手帳を一つ一つ確認しながら名前を呼び、
雫「学校生活を楽しんでくださいね。」
と、一人一人に笑みを浮かべながら一言声をかけている。
どんどん呼ばれ、ついに
雫「岡崎 明希くん。」
最後に明希が呼ばれるが、出てこない。
雫「岡崎 明希くん、早く取りに来てください。」
呼びかけるが、出てこない。
椿「明希、呼ばれてるよ!」
椿が名を呼ぶと、
明「あ、悪い。・・・・・ありがとうございます。」
席から立ち、生徒手帳を取りに教卓の雫の元へと行って手帳を受けとる。
雫「学校生活を楽しんでくださいね。」
雫も変わらない台詞を言ったかと思えば、ボフッと頭から煙を出して、
雫「そ、それでは、私は用事があるので失礼します。」
と、言って教室から走り去ってしまった。
明「忙しそうだな。」
走っていたことに対して、無関心だ。
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