二話・テスト勉学

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    「貴方のことが好きです。付き合ってください。」 「始めてみたとき、私には貴方しかいないって直感しました。」 「貴方のすべてが好きです。」 「貴方のことしか考えられないの、お願い。」 明「ごめん。俺好きな人がいるから。」  そろそろこの光景が日課になりつつある昼休みと放課後。今ので今日は15人目だ。もう二週間くらい毎日続いている。そろそろ学校中の女子生徒から告白され終わるだろうと思うが、最後の人もう5日も頑張っている。 最後の人が 「まだ諦めませんから。」 と、言いながら走っていくのを見て、弁当を開ける。 隆「そろそろ誰かと本当に付き合えばいいじゃん。蛍ちゃんなんてとっても一途って感じで可愛いじゃん。」 弁当を開けたのを見てハイエナがやってくる。 明「来んじゃねぇよ、ハイエナが!」 あ、思ってたことが出てしまった。まぁ、いいほっとこう。 隆「うわぁ、ひでぇ~。椿ちゃ~ん。」 椿「よしよし、りゅうはいい子だよ。」 明「隆二、遊んでないでさっさと飯食え。森鞍も桜井先輩もいつまでもぼぉ~っとしてたら昼休み終わるぞ。」 いつの間にか隆二と椿は俺の用意した弁当を食べている。それを見て、二人もやってくる。 葵&雫『名前で呼んでよ。(呼んでちょうだい。)』  二人はハモらせながらそう言ってくる。そう言いながら、笑顔で俺達の元へ来ると弁当を広げている。 明「気が向いたら。」 二人の口撃をスルーする。 これがいつもの昼だ。        
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