3人が本棚に入れています
本棚に追加
「貴方のことが好きです。付き合ってください。」
「始めてみたとき、私には貴方しかいないって直感しました。」
「貴方のすべてが好きです。」
「貴方のことしか考えられないの、お願い。」
明「ごめん。俺好きな人がいるから。」
そろそろこの光景が日課になりつつある昼休みと放課後。今ので今日は15人目だ。もう二週間くらい毎日続いている。そろそろ学校中の女子生徒から告白され終わるだろうと思うが、最後の人もう5日も頑張っている。
最後の人が
「まだ諦めませんから。」
と、言いながら走っていくのを見て、弁当を開ける。
隆「そろそろ誰かと本当に付き合えばいいじゃん。蛍ちゃんなんてとっても一途って感じで可愛いじゃん。」
弁当を開けたのを見てハイエナがやってくる。
明「来んじゃねぇよ、ハイエナが!」
あ、思ってたことが出てしまった。まぁ、いいほっとこう。
隆「うわぁ、ひでぇ~。椿ちゃ~ん。」
椿「よしよし、りゅうはいい子だよ。」
明「隆二、遊んでないでさっさと飯食え。森鞍も桜井先輩もいつまでもぼぉ~っとしてたら昼休み終わるぞ。」
いつの間にか隆二と椿は俺の用意した弁当を食べている。それを見て、二人もやってくる。
葵&雫『名前で呼んでよ。(呼んでちょうだい。)』
二人はハモらせながらそう言ってくる。そう言いながら、笑顔で俺達の元へ来ると弁当を広げている。
明「気が向いたら。」
二人の口撃をスルーする。
これがいつもの昼だ。
最初のコメントを投稿しよう!